鷹松田ら4人が1500試合に挑戦… 今季達成が予想される記録【出場試合数編】

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ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】

歴代最多出場は谷繁元信の3021試合、次いで野村克也の3017試合

 あと2か月弱で平成最後、そして次の元号最初のプロ野球シーズンが始まる。今季、達成が予想される記録についてみていこう。MLBでは今季達成が予想される記録を「マイルストーン(里程標)」と呼んでいる。2019年のマイルストーン、1回目は「試合数」。

 プロ野球選手は「試合に出てなんぼ」である。そういう意味では出場試合数は、野球記録の基本中の記録ということになる。

○出場試合数10傑()は実働期間

1 谷繁元信 3021試合(1989-2015)
2 野村克也 3017試合(1954-1980)
3 王貞治 2831試合(1959-1980)
4 張本勲 2752試合(1959-1981)
5 衣笠祥雄 2677試合(1965-1987)
6 大島康徳 2638試合(1971-1994)
7 立浪和義 2586試合(1988-2009)
8 金本知憲 2578試合(1992-2012)
9 門田博光 2571試合(1970-1992)
10 土井正博 2449試合(1962-1981)

 3000試合以上は2人。ともに捕手というのが、MLBとは大きく異なっている。MLBの最多出場試合は、内野、外野手のピート・ローズの3562試合。最多安打記録(4256安打)の保持者であるのはよく知られている。イチローは日米通算では3602試合と試合数でもローズを抜いている。NPBの2500試合以上は9人だ。

○現役出場試合数10傑

1 福浦和也(ロ)2234試合(1997-2018)
2 阿部慎之助(巨)2187試合(2001-2018)
3 鳥谷敬(神)2095試合(2004-2018)
4 内川聖一(ソ)1840試合(2001-2018)
5 福留孝介(神)1762試合(1999-2018)
6 栗山巧(西)1724試合(2004-2018)
7 今江年晶(楽)1678試合(2002-2018)
8 中島宏之(巨)1639試合(2002-2018)
9 石原慶幸(広)1585試合(2002-2018)
10 田中賢介(日)1530試合(2000-2018)

 今季限りでの引退を示唆しているロッテの福浦が1位。2500試合には届かない。現役で2000試合以上は3人。それでは2019年度の出場試合数の記録予想をしていこう。

今季の2000試合出場はなし、1500試合出場への挑戦権は4人

○2000試合出場(過去51人)

なし

 一番近いのが内川の1840試合。しかし、それでもあと160試合あるので、今季2000試合出場を達成する選手はいない。

○1500試合出場(過去193人)

松田宣浩(ソ)1493試合 あと7試合(2006-2018)
糸井嘉男(神)1399試合 あと101試合(2007-2018)
細川亨(ロ)1396試合 あと104試合(2002-2018)
坂口智隆(ヤ)1360試合 あと140試合(2003-2018)

 今季は4人が達成する可能性がある。細川は捕手として11人目の1500試合出場がかかっているが、昨年は楽天で2試合の出場にとどまっている。

○1000試合出場(過去496人)

大和(De)975試合 あと25試合(2009-2018)
川端慎吾(ヤ)966試合 あと34試合(2006-2018)
角中勝也(ロ)965試合 あと35試合(2007-2018)
今宮健太(ソ)950試合 あと50試合(2011-2018)
鈴木大地(ロ)921試合 あと79試合(2012-2018)
菊池涼介(広)909試合 あと91試合(2012-2018)
バレンティン(ヤ)902試合 あと98試合(2011-2018)
銀次(楽)887試合 あと113試合(2010-2018)
中村晃(ソ)881試合 あと119試合(2011-2018)
中島卓也(日)875試合 あと125試合(2011-2018)

 500人近くが達成しているため珍しい記録とは言えないが、NPBで1試合でも出場した選手は7000人を超えている。そのなかで1000試合出場するのは、並大抵のことではないのだ。ちなみに496人目の1000試合出場は昨年限りで引退した岩瀬仁紀(中)。投手としては史上初だった。

「無事是名馬」というが、野球選手にとって「試合に出る」ことが基本中の基本だ。試合出場のマイルストーンに、何人の選手が触れることができるだろうか。(広尾晃 / Koh Hiroo)