黒髪町─藤崎宮前間、3日始発から運転 脱線事故の熊本電鉄

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 熊本電鉄は2日、1月9日に起きた脱線事故で運休していた熊本市の黒髪町-藤崎宮前間の運転を、3日の始発から再開すると発表した。御代志(合志市)-藤崎宮前間は、約1カ月ぶりに全線で復旧する。

 同社は1日、国土交通省九州運輸局に再発防止策を盛り込んだ中間報告書を提出。九州運輸局は職員を現地に派遣して安全性を確認し、2日に運転再開を認めた。

 事故は熊本市中央区坪井4丁目の踏切付近で発生。事故原因について同社は報告書で、レール幅を一定に保つための木製枕木の管理が不十分だったため、締結不良によりレール幅が広がる「軌間拡大」が発生したと推定。事故後に確認したところ、最大28ミリ拡大していたという。

 同社は再発防止に向けた工事を1日に完了。現場付近の約110メートル区間の木製枕木160本をコンクリート製枕木に交換するなどし、試運転も終えた。御代志-黒髪町間は1月11日に再開している。同社鉄道事業部は「再びこのような事故を起こさないよう取り組む」と話した。(太路秀紀)