120センチの棒突き上げ、五穀豊穣を祈願 かつては節分の秘祭、秩父・三峯神社で「ごもっともさま」

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 埼玉県秩父市三峰の三峯神社で3日、節分行事「ごもっともさま」が行われ、参拝客らが豆をまく時に「ごもっとも棒」と呼ばれる棒を突き上げた。

 長さ120センチのごもっとも棒はすりこぎ状のヒノキの棒。五穀豊穣(ほうじょう)や子孫繁栄などの力があるといわれる。かつては秘祭だったが、1959年からは一般にも公開されている。

 同神社は標高1100メートルに位置しており、境内に多くの雪が残る中、本殿で祈願した後で豆まき。年男は神社職員の黒沢誠さん(43)、添え人は会社員の山口芳正さん(43)が3年連続で担当した。

 黒沢さんが「福は内、福は内、鬼は外」と豆を投げると、山口さんが「ごもっともさまー」と叫びながら、ごもっとも棒を天高く突き上げた。参拝客も続いて寒さを吹き飛ばすように豆を投げ、長さ45センチのごもっとも棒を元気良く突き上げていた。

豆をまき、ごもっとも棒を突き上げる添え人や参拝客=3日午前11時45分ごろ、秩父市三峰の三峯神社