きょう(月)は急速に発達する低気圧の影響で、北日本では猛ふぶきや暴風に警戒が必要だ。立春のきょう、太平洋側では日中は晴れて、春の暖かさとなりそうだ。ただ、午後は全国的に冷たい北風が吹き、夜にかけて一気に気温が下がる見込み。気温の変化が大きくなるため、体調を崩さないように注意を心がけたい。
北日本は冬の嵐 午後は全国的に北風に
きょう(月)は、低気圧が急速に発達しながら北日本を通過する。日本海側は雪や雨となり、北日本では猛ふぶき吹きだまりによる交通機関の乱れや、暴風、高波に警戒が必要となる。
■予想される最大瞬間風速(5日にかけて)
北海道 35メートル
東北 30メートル
■予想される波の高さ(5日にかけて)
北海道・東北 5メートル
西日本や東日本の太平洋側も、朝までは雨で雷を伴う所もあるが、天気は回復し日中は晴れる見込み。
また、きょうは立春で、暦の上では春の始まりとなる。晴れる太平洋側を中心に気温が上がり、春の暖かさとなる見込み。
特に関東は南部を中心に南よりの風が強まり、午前4時現在、気温が15℃前後まで上がっている。東京では日中の気温が18℃まで上がり、4月上旬並みの暖かさとなりそうだ。関東地方では、立春となって早々に春一番の発表となる可能性もある。立春当日のきょう(4日)、春一番が吹けば、これまでで最も早い記録となる。
日本海側もはじめは暖かな空気の影響で、気温は高めとなる見込み。積雪の多い地域では、なだれや屋根から落ちる雪に注意が必要だ。ただ、午後は全国的に北風に変わり、夜にかけて冷え込む予想。夜は朝よりも寒くなるため、服装選びに注意したい。
週末は真冬の寒さ 寒暖差に注意
今週、天気は短い周期で変わる予想。6日(水)は太平洋側も含めて再び広く天気が崩れる見込み。西日本では気温は高めとなって雨の所が多くなるが、関東は冷たい雨となりそうだ。土曜日は全国的に真冬の寒さとなり、冷たい雨や雪になる所が多い見込み。天気だけでなく気温の変化も大きい一週間となるため、体調を崩さないように注意したい。
(気象予報士・及川藍)