連行の島根漁船、書類所持せず

ロシア当局、行政処分を視野

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 【ウラジオストク共同】日本海で操業していた島根県のカニ漁船「第68西野丸」がロシアの警備艇に連行された問題で、同国の警備当局者は4日「漁船は、ロシアの排他的経済水域(EEZ)での操業に必要な書類を所持していなかった」と述べ、罰金の行政処分を視野に捜査していることを明らかにした。

 当局者によると、漁船を調べたところ、冷凍と生のカニ計数トンが見つかった。一部はロシアのEEZ内で漁獲された可能性があるとみて、乗組員への聴取を続ける。

 菅義偉官房長官は4日の記者会見で「人道的観点から乗組員と船体が早期に帰港できるようロシア側に働き掛けたい」と述べた。