白いかもめ型の導入をJR九州に要望 佐世保市

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 佐世保市は4日、JR佐世保線を走る特急列車の高速化を図るため、長崎線を走る特急「白いかもめ」と同じ振り子型車両を導入するようJR九州に要望する考えを明らかにした。
 同日の市議会交通体系整備特別委員会で説明した。
 振り子型車両はカーブに合わせて車体が傾く構造で、速度を落とさず運行できる。一般的な車両と比べてコストが高い。
 佐世保線は一般的な特急「みどり」が走っている。振り子型車両を導入すれば、佐世保から武雄温泉間で約2分、博多間で約8分の短縮が見込める。市は、2022年度に九州新幹線長崎ルートが暫定開業すれば「白いかもめ」に余剰が出るとし、「このタイミングで導入してもらいたい」とした。導入に合わせた路盤の改良も求める。
 市は、佐世保線の改善に向け、県やJR九州と協議を続けており、本年度中の会合で要望する方針。1978年に市が原子力船むつを受け入れた見返りで新幹線の整備が進んだ経緯を踏まえ、「(路盤整備の)経費は全額県が責任を持つと考えている。佐世保線を含む並行在来線問題も合わせ、県にも考えを示してもらいたい」とした。

長崎線を走る特急「白いかもめ」=長崎市内