◎…足元に遊び心-。都城市の都城工業高（戸高慶三校長、708人）には、校歌の楽譜＝写真＝や猫の足跡などを模した側溝のふたがある。340メートルにわたって設置され、新入生や来校者も見入る。
◎…以前はふたがなく、落ち葉がたまっていた。7年前から情報制御システム科の3年生5、6人が課題研究で「どうせなら変わったものを」と製作。吹奏楽部がこの楽譜で練習したこともある。
◎…さび止め加工も施し、耐用年数は数十年という。製作を指導した永野雅崇教諭（45）は「卒業後もふたを見に来て、高校時代を思い出して」。鉄製の音符が、朽ちることのない愛校心を育みそうだ。
