雲仙ブロッコリー部会大賞 日本農業賞・集団組織の部

JA島原雲仙 効率化や若手育成評価

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 意欲的に農業経営や技術改善に取り組む団体・個人を表彰する第48回日本農業賞(全国農業協同組合中央会など主催)で、「集団組織の部」の大賞に、JA島原雲仙の雲仙ブロッコリー部会(長崎県雲仙市)が選ばれた。長崎県の個人・団体の大賞受賞は7件目。3月9日に東京都内で表彰式がある。
 日本農業賞には「個別経営の部」など計3部門があり、「集団組織の部」には95団体が応募。有識者らでつくる審査会が書類審査や現地審査を経て、3団体を大賞に選んだ。
 同部会は、雲仙市内でブロッコリーを栽培する専業農家を中心に、現在51人が所属。1997年に基盤整備を進め、2011年からは共同選果を開始。作業効率化を図ると同時に、氷詰めして鮮度を維持したまま出荷できる体制を確立し、遠距離市場への出荷量も増加した。
 後継者育成にも力を入れ、若手後継者会を設立し、若手が中心となって品種比較試験や肥料試験を重ねる。農業研修生の受け入れや、研修後の就農支援に積極的に取り組んでいる点も評価された。
 本多幸成部会長は「会員の頑張りが評価されてうれしい。作物を育てることは人を育てることにも通じている。今後も品質確保と若手育成に取り組んでいきたい」と話した。

ブロッコリーを収穫する本多部会長=雲仙市吾妻町
氷詰めして出荷されるブロッコリー=雲仙市吾妻町、JA島原雲仙総合集荷場