チェルシー時代のF・トーレスのよう? なかなか解けぬ”マンU7番の呪い”

苦戦するアレクシス・サンチェス photo/Getty Images

オーレ・グンナー・スールシャールがマンチェスター・ユナイテッドの指揮官に就任して以降、ジョゼ・モウリーニョの下で苦戦していたアタッカー陣が結果を出すようになった。明らかに得点ペースが上がっているFWマーカス・ラッシュフォード、より高い位置で存在感を発揮するようになったMFポール・ポグバはその代表例と言えよう。

そんな中、なかなか調子が上がってこないのがFWアレクシス・サンチェスだ。3日に行われたレスター・シティ戦でサンチェスは先発出場を果たしたものの、結果を残せないまま67分にピッチを退いている。近年のマンUでは7番を背負う選手が活躍できない「7番の呪い」とのワードが頻繁に使用されているが、サンチェスもその呪いから抜け出せずにいる。

英『Football London』も、「エミレーツの英雄だった男は直近18ヶ月スランプに陥っており、もはやスールシャールの下でもポジションは約束されていない。モウリーニョの下でも苦しんでいたし、1-0で勝利した今回のレスター戦もよくなかった」と厳しい指摘をしている。

元リヴァプールOBのジェイミー・キャラガー氏は、そんなサンチェスを「ユナイテッドでの彼を見ていると、チェルシー時のフェルナンド・トーレスのよう」と表現している。現在Jリーグでプレイするトーレスもリヴァプールからチェルシーに大きな期待を背負って加入したものの、なかなか結果を出せない苦しい日々を経験した。サンチェスも似たケースと言えよう。

アントニー・マルシャル、ラッシュフォードと若手アタッカーも元気で、サンチェスがスタメンに割って入るには結果を出すしかない。サポーターもまだ満足していないはずだが、マンUで主役になることはできないのか。

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