インフル集団感染で少なくとも8人死亡 県内の社会福祉施設

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 今季に入って熊本県内約80の社会福祉施設でインフルエンザの集団感染が報告され、少なくとも計8人が死亡していることが4日、分かった。県健康危機管理課は、高齢者施設や保育園などの管理者に注意を呼び掛けている。

 同課は、他県で集団感染が発生した事例を受け、今季初めて県内で集計。それによると、昨年9月3日から今年2月1日までに報告された約80施設の集団感染により、計5人が死亡した。

 加えて、施設名は明らかにしていないが、1施設で入所者9人、職員5人がインフルエンザのような症状を発症し、4日までに計3人が死亡したという。

 計3人が死亡したのは阿蘇市の高齢者施設とみられ、すべて90代という。同施設長は「入所者や面会者の消毒などは徹底していたが、先週ぐらいから職員と入所者で複数の感染があった」と話している。

 県内では1月中旬からインフルエンザの患者報告数が大流行を意味する警報レベルに達し、県は丁寧な手洗いやマスク着用など予防対策を呼び掛けている。(清島理紗、中尾有希)