インディアンスがマーリンズから右腕・ウィットグレンを獲得

日本時間2月5日、インディアンスはマーリンズとのトレードを成立させ、マイナー右腕のジョーダン・ミルブレイスを放出してリリーフ右腕のニック・ウィットグレンを獲得。昨季32登板で防御率2.94をマークした右腕を獲得してブルペン強化に成功した。なお、インディアンスはウィットグレン獲得に伴い、40人枠を空けるために右腕のA.J.コールをDFAとしている。

現在27歳のウィットグレンは2012年のドラフトでマーリンズから9巡目指名を受け、2016年にメジャーデビュー。過去3シーズンはいずれもシーズンの一部をメジャーで過ごし、通算118試合(すべてリリーフ)に登板して防御率3.60をマークしている。昨季は32試合に登板して33回2/3を投げ、防御率2.94、奪三振31、与四球15という成績。対戦した打者をOPS.629に封じ、対右打者はOPS.661、対左打者はOPS.600と相手打者の左右にかかわらず結果を残していた。

一方、ウィットグレンとのトレードでマーリンズへ移籍するミルブレイスは、2013年のドラフトでインディアンスから35巡目指名を受け、過去6シーズンをインディアンスのマイナー組織で過ごしてきた。現在27歳で、昨季初めてAAA級に昇格し、AA級とAAA級の合計で43試合にリリーフ登板して防御率3.96、奪三振率8.62、与四球率4.10を記録した。

また、DFAとなったコールは先月ヤンキースをDFAとなり、ウエーバーで移籍してきたばかりだった。昨季はナショナルズとヤンキースで合計32試合(うち2先発)に登板して防御率6.14に終わったが、自己最多の4勝をマークし、奪三振率10.99も自己ベスト。ヤンキース移籍後は28試合で防御率4.26とまずまずの成績を残していたため、ブルペンの一角として期待する声もあったが、ウィットグレン加入により残念ながら40人枠を外されることになった。

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