大阪から姿を消した「天牛堺書店」 もう開かないシャッターに、感謝のふせん続々と

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天牛堺書店・天下茶屋店(OsakaSubwaycomさんのツイートより)

天牛堺書店・天下茶屋店(Osaka-Subway.comさんのツイートより

大阪府堺市を中心に12店舗を展開していた「天牛堺書店」が、2019年1月28日、大阪地裁堺支部に自己破産を申請、破産手続き開始決定を受けた。

天牛堺書店は1963年に創業。古本買い取り店から発足し、新書と古書を併売する業態で知られ、人気があった。最盛期には年売上高約28億円を計上したことも......。しかし集客力が年々低下し、店舗の閉店も相次いでいた。

突然の閉店から数日。ツイッターには、閉店を惜しむ人々のメッセージが閉じられたシャッターに貼られる様子の写真が投稿され、話題となっている。

「もう100枚を超えたか」

ツイッターに投稿されたツイートは、次のようなものだ。

撮影された場所は、天牛堺書店の天下茶屋店。大阪市西成区岸里にある、南海天下茶屋駅内「ショップ南海」にある店舗だ。シャッターには色とりどりのふせんが貼られており、

「必ず再び開店して下さることを信じています」
「今までめっちゃお世話になりました ありがとう!!!!」

など思い思いのメッセージが書かれている。なかには子供とみられる拙い字で、

「本やさんがなくなってさびしいです。わたしはこの本やさんがだいすきでした」

との思いがつづられたふせんもあった。

シャッター前にはふせんとペンが用意されていて、閉店を受けての思いを自由に書き込める状況となっているよう。また別のユーザーの報告によれば、突然の閉店に際して、

「先に払ったお金を返してという請求」

もあったそうだ。こっちは、なんだか世知辛い。