尾花貴絵、1stDVD「Okie Doki」で自然体の自分を開放 バレエで培った健康美生かす

「世界ふしぎ発見! 」でミステリーハンターのレポーターを務め、女優・モデル・タレントとして活動の場を広げる尾花貴絵のファーストイメージDVD「Okie Doki」がリリースされた。本作ではタイのプーケットを舞台に、尾花が街やビーチを散策。健康的な水着姿を披露したり、ドラマやステージなどではなかなか見せることのない、自然体の表情などを楽しめる内容となっている。本DVDの見所や、タレントとしての今年の展望についてその尾花に詳しく話を聞いてきた。

—— 初めてとなるDVD「Okie Doki」はどんな内容になっているんですか

尾花:テーマは旅。そして健康的な私です。タイのプーケットでロケをしたんですけど、そこで見る人がわたしと一緒に旅をしているような内容になっているんです。一緒にキャッチボールをしたり、二人ではしゃいでいるようなイメージを楽しむことができると思います。普段見れないわたしの表情や、はしゃいでいる感じも出ているので、そういうところでわたしの知らない一面や、新しい発見ができると思います。

—— タイへはいつ頃撮影に行かれたんですか

尾花:昨年の9月中旬くらいです。3泊4日でプーケットに行ったんです。朝一からずっと撮影している感じでした。街やビーチで撮影したんですけど、結構雨にたたられて……。なんとかもってくれてホッとしています(笑)

—— DVDではやはり尾花さんの健康的なプロポーションに魅せられます。その抜群のプロポーションはバレエで培ったものだと聞きました

尾花:そうですね。バレエは今もずっと続けていて、わたしの基礎、根幹になっているものです。大好きで、辞められないんです(笑)この世界に入ったきっかけもクラシックバレエの経験を生かしたいというのがあったからです。バレエからはいろんな感情を学びました。踊りも繊細、手や足の先まで神経をめぐらせていて、DVDでもバレエをするシーンがあるのでぜひ見て欲しいです。

—— 昨年夏に、THE SUPER LIVE「美少女戦士 セーラームーン」に出演されてセーラージュピター(木野まこと)を演じられましたけど、ああいった舞台ではそのバレエのキャリアがかなり生かされたのではないでしょうか

尾花:80分間ほぼ踊っている舞台で、わたしのやってきたことを集大成的に生かせる舞台になっていました。パフォーマンスをメインで見せれる舞台に立ちたいと思っていたのでその夢を叶えてくれた舞台でもあります。わたしは小さい頃から、漠然と(女優として)海外でやってみたいという願望を持っていたので、「パレ・デ・コングレ・ド・パリ 大劇場」でのパリ公演も特別な思い出になりました。

—— デビューして今年で9年目。今後の活動はどんなふうに展開していこうと思っているんですか

尾花:この秋で9年目になるんですけど、尾花貴絵イコールこれだねというのを作りたいなって思っています。女優としてもそうですが、一昨年からテレビ番組でリポーターとしても活動するようになったので、そこでの活動の場ももっと広げていきたいなっていう思いがあります。

—— タレントとして、女優として目標にしている人はいるんですか

尾花:健康的な美というのに憧れてやってきたところもあるので、中村アンさんや道端ジェシカさんに憧れています。同じバレエをやっていたということでは、同じ事務所の先輩の米倉涼子さんもわたしが目標にする女優さんです。

—— レポーターとしての活動はこれまでの女優業やモデル業に対して違ったアプローチを要求される現場だと思うのですが

尾花:今までそういう番組を漠然と見ていたんですけど、見方が変わりました。自分がやってみて語彙力のなさを痛感したりすることがあるので毎回勉強しながらやっています。食レポとかはグルメ本を見たりしてこんな表現があるんだって知識を得るようにしています。

—— 料理は趣味でもされていて得意分野ですね

尾花:そうですね。アレンジをした料理をするのが好きで、クッキーを作るにしてもただクッキーを作るのではなく、ハーブを入れたりとか、豆腐をアレンジしてみたりとか。(元プロ野球選手の)父の影響で家では和食や、全体的にバランスのとれた食事をとることが多いんですけど、自分が作る上では癖のあるもの、辛いもの、香辛料やハーブを使ったものも大好きです。

—— 今回のタイでもグルメは楽しめたのでは

尾花:タイ料理は基本全部おいしいです(笑)有名なお店から屋台のような場所まで、何を食べても外れがなかったです。それこそ食レポをタイですることになっても自然と言葉が浮かんできそうなくらい。毎日食べてもいいと思えるくらい、癖になるというか、また食べたくなる魅力があって、帰国してからもおいしさが忘れられず、またタイ料理を食べにいったりしたんです(笑)

—— 今年27歳を迎えますが、プライベートの面では意識の変化などあるんでしょうか

尾花:わたし、実は20歳を超えてから年齢について考えるのが嫌で(笑)20歳を越えると響き的にもう大人。みんなの見方が変わっていくのを感じますし、25を越えた自分に対しては、わたし自身が思い描いていた25歳はもっと大人のイメージで、もうちょっと大人っぽくなっていなきゃって反省する点もあるからなんです。わたしが想像していた25歳とは少し今の自分は差があるんです。20歳までは周囲に甘えても許される部分があったのが、25歳を超えてからは、もっとしっかりと、一人の女性として責任をもってやらないとっていう気持ちがより強くなりました。舞台とかをやっていても後輩が多くなってきて、わたしがもっと引っ張っていく立場にならなきゃって。

—— でも27歳は見方を変えれば女優・タレントとしてすごくチャンスが広がる年齢でもあります。そのくらいの年代からぐんぐん伸びてくる女優さん、タレントさんも多いです

尾花:実はそのことを以前から指摘されてもいたんです。十代で出る人と三十近くなって伸びていく人に分かれるんだよって、モデルガールズをやっていた時代にいろんな人から結構聞かされて、わたしは後半伸びるタイプになりたいって、25歳を超えたあたりから漠然と思うようになりました。20代前半で経験したことも今、少しずつ生きていることを実感できるようにもなっているんです。例えばモデルガールズの頃はバラエティに出ても映り方がよくわかっていなかったんですけど、一人になって当時勉強したことが今急に生きてきて、ハッとする瞬間が増えたんです。勉強してきて無駄になったことはひとつもなかったなって。経験をもっと生かして頑張っていこうって。

—— これからがむしろ、女優業、タレント業をより楽しんで取り組めるようになるタイミングかもしれませんね

尾花:自分がやりたいことがある限りはこの仕事を続けたいと思っているんです。大好きな仕事ですし。そういう意味では例えば、スポーツブランドのモデルをしてみたいとか、叶っていない夢もまだたくさんあります。やりたいことがある限り、いろいろと勉強しながらこれからも頑張って行きたいと思っています。
(取材・文:名鹿祥史)

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