「まんぷく」松下奈緒「克子は少女のよう」。忠彦の絵は前衛的なアートに

NHK連続テレビ小説「まんぷく」(月~土曜午前8:00)で、ヒロイン・立花福子(安藤サクラ)の次姉・香田克子役を演じる松下奈緒と、その夫の画家・忠彦役の要潤。ドラマではこれまで鳥など生き物ばかりを描いてきた忠彦がある日突然、美人画を描き始めたことで新たな騒動が巻き起こる。

心配性の母・鈴(松坂慶子)に悩まされる福子の相談相手となってきた克子役の松下は「忠彦さんの絵のモデルへの嫉妬については、考えてみたら克子は46歳の設定。それでもやっぱりどこか少女のような女心を忘れていない。それがすごくチャーミングに見えたらいいなと思いながら演じています」と“美人画騒動”のシーンを振り返るが、「生き物を描いていた人(忠彦)が、いきなり美人画を描き出すというのはどういう心境だったのでしょうね。『いいよ』と言ってしまった克子は受け止めているものの、われに返るとちょっと寂しい気持ちがあるんでしょうね」と心情的には納得がいっていない様子。

一方、物静かだが自身の家族だけでなく、福子たちも深い愛情で見守ってきた忠彦役の要は「創作という意味では、鳥を描くのも美人を描くのも、本人の気持ちとしてはあまり変わらないんですよ。でも、周りが心配してくるので、それに対してのリアクションに少し慌てているという印象です」と予期せぬ騒動に苦笑いを浮かべる。

ドラマでは今後、福子と夫の萬平(長谷川博己)の即席ラーメン作りが本格化していくが、松下は「萬平さんも忠彦さんも、とにかく一つの枠に収まらない人たちで、今度は何をやろうとするのか、何をやってくれるのか、ワクワク感があります。いろんなことを経て、最終的にどうやって即席ラーメンに行き着くのか。一視聴者としてもすごく楽しみで、元気をもらっています」と自身も先が読めない展開に期待していることを告白。

要も「これから佳境になればなるほど、すごく元気になるようなエネルギーがみなぎる回が増えていくと思います。忠彦たち香田家もサポートしながら、一緒に目標に向かって突き進んでいきますし、より一層、家族愛が描かれているので、心が温まると思います。また、忠彦の絵はだんだん前衛的なアートになっていきます。見どころだと思いますので、楽しみにしていてください」とアピールしている。

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