作品さわって感じて「手でみる造型展」開幕 熊本県立美術館本館

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陶製のアートにさわって鑑賞する県立盲学校の児童=熊本市中央区

 彫刻や陶芸などの美術作品を手でさわって鑑賞する「第29回手でみる造型展」が5日、熊本市中央区の県立美術館本館で始まった。県立盲学校の子どもたちなどが訪れ、アートを楽しんだ。11日まで。

 目が不自由な人にも健常者にも美術に触れてもらおうと、県文化協会が毎年開いている。今回は県内の彫刻家や大学、高校、中学、支援学校、県立盲学校の生徒らが369点を出品。人物の頭像や、新巻きザケを模した木彫、新聞紙で作った恐竜、さわると鈴が鳴るオブジェなどが並ぶ。

 口を開けた動物などを形づくった陶製のアートに触れた県立盲学校小学部1年の福原育君は、「ライオンの歯に似ている」と喜んでいた。

 会期中、美術館本館のエントランスホールにあるロダンの「接吻[せっぷん]」など4点の彫刻も触って鑑賞できる。

 22日~3月3日は苓北町のふれあいスペース「如水館」、3月6日~17日は宇城市不知火美術館でも開く。(中原功一朗)