新幹線諫早駅が着工 2021年7月完成 長崎ルートで初

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 2022年度に暫定開業する九州新幹線長崎ルートで、長崎県諫早市永昌町に新築する諫早駅新幹線駅舎の安全祈願が5日、市内で開かれ、発注元の鉄道建設・運輸施設整備支援機構や地元関係者約50人が工事の安全と地域振興を願った。建設中の同ルート長崎-武雄温泉間に計画されている5駅のうち、駅舎着工は初めて。21年7月に完成予定。
 新幹線駅舎は、昨年8月に供用開始したJR在来線駅舎の西側に位置。鉄骨造りで、1階がホーム、2階が改札などからなる。延べ約1600平方メートル。ホームは相対式で上下各1線、延長約180メートル。改札は駅の東西を結ぶ自由通路と在来線駅舎との間に2カ所あり、ホームとは階段、エレベーター、エスカレーターで結ばれる。
 駅舎デザインは、「水と緑と歴史が刻まれた人にやさしい県央の玄関口」をコンセプトに、温かみのある木材や地元の諫早石などを使う。工事費は約25億円。
 宇都町の諫早神社であった神事の後、同機構九州新幹線建設局の綿貫正明局長は「未来にわたり愛される駅になるよう仕上げたい」と述べた。宮本明雄市長は「今後、市の再開発ビルと一体的に建設が進み、駅の姿が目に見える形で変わっていく」と話した。
 同ルートを巡っては、現在、長崎-武雄温泉間がフル規格で建設が進んでいるが、武雄温泉-新鳥栖間は整備方式が未定。22年度に在来線特急と新幹線を乗り換える「リレー方式」で暫定開業する。

新幹線駅舎の新築工事が始まる諫早駅(西口側)=諫早市
諫早駅新幹線駅舎の外観イメージ図(鉄道・運輸機構提供)