YouTuber・カジサックの問題動画 テレビのやり方を捨てきれずネットで嫌われ芸能界引退の危機

こういうのが嫌で、みんなテレビからYouTubeへ逃げたのに...(YouTubeより)

YouTubeのチャンネル登録者数が100万人に満たない場合は、芸能界を引退するという意気込みでYouTuber転身の道をひた走る、人気お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太ことカジサックがまたも炎上騒動に見舞われている。しかも、今度の炎上騒動は同時多発的なものだ。

問題動画カジサックの問題動画 後輩の激レアスニーカーにどっきりを仕掛けるも「テレビ的バラエティ」臭全開

まず、最初の騒動となったのは評論家の宇野常寛氏と挑んだイベント。宇野氏が3日に更新したTwitterには「昨日のイベント、芸人のカジサックが僕と僕のチームに失礼な絡みをして来たのでウンザリして途中で帰った」「こういうヤツがいるからイジメってなくならないんだなと痛感した」「端的にせっかくテレビ的から離脱してネットにステージを移したはずなのに、やってることがテレビ的なイジメ芸の縮小再生産で、本当につまんないやつだなと思いました。彼には注目してたんですが、がっかりです」と綴ったため騒動に。

なお、カジサック氏がマネージャーを通じて宇野氏に「謝らない」と伝えるなどし、また宇野氏も詳細を語らないまま怒りを顕にしたため何故かインターネット上では登場人物総叩きの状況が構築されることとなってしまった。

続けて騒動となったのは後輩芸人に対するドッキリ動画。ターゲットとされたのは後輩でスニーカー大好き芸人として知られるヤスタケ氏。

そんなヤスタケ氏は実家に激レアスニーカーを一つ一つ丁寧に衣装ケースに入れ100足ほど貯蔵しているそうなのだが、これらをお菓子のスニッカーズに変えておくというドッキリがなされたのだ。

このドッキリ企画に対し、ヤスタケ氏が激怒。動画内でも「思ったより怒ってるな」とのテロップが入れられており、ヤスタケ氏の不快感が伝わってくる。動画はヤスタケ氏の母親に許可をとって撮影されたものであり、YouTube動画自体もヤスタケ氏の許可を得て現在も公開中となっているが、人々の反応はなかなか厳しいものとなっている。

「大荒れ炎上までがシナリオ」
「芸人が素人の悪ふざけを真似するって...」
「Twitterで調べたら、名前がヤスタケ(カジサックカメラマン)というわかりやすさ」
「こんなTVバラエティみたいなテロップとか字幕つけてるんだな今のYouTube。これTVみてるのと変わらないやん」
「バリバリのTV演出」
「スニーカーコレクションしてたけど全部加水分解してて萎えて集めるの辞めた」

冷静に騒動を眺めるものからは炎上芸の一環なのではという意見が主流となっている様子。
今後は不快感や行き過ぎ行為の目立つドッキリ動画もYouTube側から規制がなされるという。このような手法で話題が作れるのも今のうちということなのだろうか。(文◎編集部)

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