健康で自分にご褒美 運動、健診…スマホでポイント化 熊本市が特典交換制度

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 熊本市は、健康診断の受診やウオーキングなど健康のための活動をポイントに換算し、県産品などに交換できるポイント付与制度を始める。健康づくりを促すことで、医療費削減につなげる狙い。スマートフォンで手軽に参加できるようにする計画で、2019年度当初予算にアプリ開発費など2900万円を要求している。

 市健康づくり推進課によると、全国の政令市では横浜や京都など4市がスマホアプリを使ったポイント付与制度を実施している。県内では初めて。

 ポイントの対象になる活動には(1)特定健診やがん検診の受診(2)スポーツ大会などへの参加(3)ウオーキングなど運動習慣、を想定。iPhone(アイフォーン)の「ヘルスケア」など歩数や消費カロリーを計測する既存アプリと連動させ、日ごろの運動も把握できるようにする。

 ポイント制度導入で健康づくりを促し、医療費抑制を図りたい考え。同市の国民健康保険料は20政令市で最も負担は重く、年収200万円の4人家族の試算で年額40万5015円(18年度)。特定健診の受診率は26・4%(16年度)で政令市平均の27・6%を下回っている。

 運動習慣を持つ人が少ない30~40代を主なターゲットにしており、「健康増進と社会参画を促す制度にしたい。協賛企業を募り、多くの市民が参加したくなる特典も用意する」と同課。4月からアプリ開発と制度づくりを進め、来年1月からのスタートを目指している。(高橋俊啓)

(2019年2月6日付 熊本日日新聞朝刊掲載)