きょう6日は、西・東日本の広い範囲で雨となり、東京など関東は気温が低く冷たい雨となっている。低気圧は今後、北東へ進み、夜には雨雲の大半が日本の東へ抜ける見込み。あす7日(木)は日本海側で雪や雨となるが、関東など太平洋側は晴れ間が戻り、気温が一気に上がる見込み。ただし、晴天や暖かさは、長く続かない予想だ。
7日は気温上がる
あす7日(木)は冬型の気圧配置となり、寒気の影響を受ける日本海側の広い範囲で雨や雪が降る見通し。
一方、太平洋側は雲の出やすい所があるものの、おおむね晴れる予想で、関東から西は気温が15℃を超える所がありそうだ。東京の予想最高気温は16℃と、再びコートが要らない陽気となる見込み。西日本の南岸はさらに気温が高く、高知は19℃、鹿児島は20℃まで上がる予想となっている。
週末 関東で雪のおそれ
ただし、天気の変化が早く、8日(金)には再び西から低気圧が近付く予想で、午後から九州で雨が降り出しそうだ。その後、低気圧は9日(土)にかけて、本州の南岸に沿って進む見通し。
低気圧のコースによっては、東京など関東南部でも雪の降る可能性がある。6日よりも気温の低いことが予想される一方、降水域の広がりについては不確定な部分があるため、今後も最新の気象情報に注意が必要だ。
春から真冬に
7日は太平洋側を中心に気温が上がるが、その後は一気に急降下しそうだ。8日(金)は日本の上空に寒気が南下する見通しで、最高気温は東京、大阪9℃、松江7℃と西日本でも一桁の所がありそうだ。
さらに、9日(土)の東京は、最高気温が4℃の予想で厳しい寒さが待ち受けている。寒暖差により普段より疲労が溜まりやすく、体調を崩すきっかけになりやすいため、今後も体調管理に十分気をつけたい。(気象予報士・寺本卓也)