“カカー2世”への道はまだ遠い ピルロは今冬ミラン加入の21歳に納得せず

ミランに加わったルーカス・パケタ photo/Getty Images

今冬にフラメンゴからミランにやってきたブラジル人MFルーカス・パケタは、ミランなどで活躍した元ブラジル代表MFカカーを思わせると高い評価を受けて加入した。カカーはミランでチャンピオンズリーグも制したレジェンドで、ミラン時代のパフォーマンスは圧巻だった。そのカカーと比較されるとなると、サポーターもパケタに大きな期待をかけているはずだ。

しかし、カカーと一緒にプレイしてきた元イタリア代表MFアンドレア・ピルロはまだパケタに納得していない。パケタはすでにミランで先発出場を続けているが、カカーの領域には遠く及ばないとピルロは考えているのだろう。

「正直、彼はまだ私を確信させていない。良い選手にはなれるだろうけどね。ただ、まだベストな状態を見つけることができていない。彼はまだ私を驚かせてはいないよ。人々がカカーと比較するならね」

伊『sky SPORTS』によると、ピルロはこのようにパケタの印象を語っている。当時のカカーは爆発的なスピードがあり、1人でカウンターを完成させられるほどの突破力を備えていた。まさにバロンドールにふさわしいパフォーマンスで、それに比べるとパケタはまだインパクトが薄い。ピルロもクオリティはある程度評価しているようだが、誰もが認めるカカー2世への道は長いか。

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