きょう7日は北海道を除く広い範囲で3月から4月並みの暖かさとなる見込み。ただ、前線に近い日本海側を中心に天気は下り坂となる。さらに、あす以降は寒気が南下してくるため、一日限定の春となりそうだ。
広く春の陽気 気温の変化に注意
前線が日本海から東北北部にかけて伸びている。前線の南側では暖かい空気に包まれて広く春のような暖かさとなりそうだ。東京はきのうより9℃も高い17℃の予想で、4月上旬並みの気温。高知や鹿児島は20℃前後まで上がってぽかぽか陽気となる見込み。
一方、前線の北側にある北海道や東北北部ではこの時季らしい寒さが続く。
あす以降は前線の南下とともに北側の寒気が流れ込んで、各地にこの時季らしい寒さが戻る見込み。束の間の暖かさを感じつつも体調を崩さないように注意したい。
日本海側を中心に天気下り坂
前線に近い日本海側を中心に昼前から雨や雪となる。気温が高いため、積雪の多い地域では雪崩(なだれ)に注意が必要だ。
また、太平洋側も南からの湿った空気が流れ込んで雲が広がりやすく、スッキリしない天気となりそうだ。西日本を中心に、傘マークのついていない所も午後はにわか雨の可能性があるため、折りたたみ傘を持っておくと安心だ。
三連休は厳しい寒さ 気温に合わせた服装選びを
あすからは北海道を中心に、真冬でもめったにないような厳しい寒さとなる見込み。あす8日(金)の札幌の最高気温は-11℃の予想だ。
東日本や西日本も9日(土)頃をピークに冷え込みが強まる予想で、土曜日は東京都心など関東でも一時雪となる可能性がある。
厳しい寒さとはなるものの、連休中は太平洋側を中心に日差しがあってお出かけも楽しめそうだ。気温変化が大きい日が続いているため、日々の気温に合わせた服装選びをしていきたい。(気象予報士・野口琢矢)