前線の北は極寒、南は春の陽気

3時現在で東北付近にある寒冷前線が夜にかけて本州の南まで南下します。前線が通過するタイミングで、東日本や西日本では一時雨や雪の降る所があるでしょう。東北の日本海側や北陸では、局地的に降り方が強まり、落雷や突風にも注意が必要です。気温は、前線の南側では春の陽気の所が多く、一方、北側の北海道では真冬日で厳しい寒さとなりそうです。

前線が南下した後は冬型の気圧配置で、北日本では来週にかけて非常に強い寒気が入る予想です。特に北海道では、あすは統計開始以来最も強い寒気が流れ込む予想で、札幌では最高気温が-11℃の予想で記録的な寒さになる可能性があります。また内陸部では-30℃を下回る所があるかもしれません。
先日アメリカ中西部を襲った大寒波の影響で、水道管の凍結や破裂はもちろん、凍死者や飼い犬の凍死など被害は大きくなりました。そこまでの大寒波ではないにせよ、きょうのうちに対策しておいた方が良さそうです。

気象予報士・青山 竜

画像について:7日午前3時の天気図と衛星画像。

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