リアルミュートの対価としてサンチェス獲得を狙うマーリンズ

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マーリンズがフィリーズへJ.T.リアルミュートを放出するかどうかは、フィリーズが誇る最高級のプロスペクトであるシクスト・サンチェスが交換要員に含まれるかどうかにかかっているようだ。日本時間2月7日に関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、マーリンズはサンチェスが交換要員に含まれることは「マスト(must)」であると考えているという。フィリーズはメジャー有数の好捕手の獲得に向けて、トップ・プロスペクトの放出を決断するのだろうか。

レッズ、パドレス、ドジャース、ブレーブスの4球団に絞られたと見られていたリアルミュート争奪戦だが、レイズが再び参戦していることが報じられ、さらにフィリーズも交渉を本格化させていることが伝えられている。マーリンズは日本時間2月14日に迫るバッテリー組のスプリング・トレーニング開始までにトレードを成立させるべく交渉を進めているが、満足のいく交換要員を得られないようであれば、無理にリアルミュートを放出するつもりはないようだ。

多くの若手有望株を抱えるフィリーズだが、なかでも本格派右腕のサンチェスは高い評価を受けており、先日MLB Pipelineが発表したプロスペクト・ランキングでは球団内最高となる全体27位にランクイン。昨季は右肘の故障の影響もあってA+級で8先発、46回2/3を投げるにとどまったものの、4勝3敗、防御率2.51の好成績を残し、特に常時94マイル以上を計測する速球は高い評価を受けている。また、マーリンズはサンチェス以外の有望株にも興味を示しており、それに加えて、リアルミュートに代わる正捕手として25歳のホルヘ・アルファーロが交換要員に含まれることも確実視されている。

一方、レッズも有望株のジョナサン・インディアとゴールドグラブ受賞歴のある正捕手、タッカー・バーンハートを交換要員の軸として交渉を進めていると言われている。徐々にマーリンズが希望する「トップ・プロスペクト+メジャーレベルの捕手+有望株数名」という形に近付きつつあり、トレード成立の可能性は日増しに高まっていると言えそうだ。