最弱外野陣を抱えるジャイアンツがハーパー争奪戦に参戦へ

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アスレチックスとドジャースでGMを務めたファーハン・ザイディを野球部門社長に迎え入れたことが目立つほど、静かなオフシーズンを過ごしているジャイアンツだが、「最弱外野陣」の戦力アップのためにスーパースターの獲得を模索しているようだ。NJ.comのランディ・ミラーは「また新たなチームがブライス・ハーパーの獲得を目指している。ジャイアンツが今週中にハーパーと面会するようだ」と伝えたが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ジャイアンツはすでにハーパーとの面会を終えているという。強打の外野手を必要としているジャイアンツが獲得レースに加わり、ハーパー争奪戦はさらに面白くなってきた。

ヘイマンはジャイアンツのハーパーに対する関心のレベルは「わからない」としながらも、昨オフにジャイアンツがジャンカルロ・スタントン(マーリンズからヤンキースへトレード移籍)の獲得に動いていた事実を伝えており、ハーパー獲得に向けての動きを本格化させてもおかしくないと考えている様子。NBCスポーツ・ベイエリアのアレックス・パブロビッチは、ハーパーとの面会にCEOのラリー・ベアーのほか、ザイディとブルース・ボウチー監督が出席していたことを報じており、これらの豪華な面々が出席した事実からはジャイアンツの本気度がうかがえる。

現時点では、ジャイアンツの外野陣はスティーブン・ダガー、クリス・ショウ、マック・ウィリアムソン、オースティン・スレイター、ドリュー・ファーガソンらによるレギュラー争いが予想されているが、このなかで最もメジャーでの実績があるのがウィリアムソン(通算120試合出場)という寂しい状況であり、ハーパーは補強ポイントにこのうえなくフィットする存在である。また、ここ数年低迷が続くジャイアンツのハーパー獲得を、1992年オフのバリー・ボンズ獲得と重ね合わせる声も聞こえてくる。

2010年代前半の3度のワールドシリーズ制覇を支えた主力選手が衰え、もはや地区優勝を争える状況ではないジャイアンツは本格的なチーム再建を行うべきとの意見もあり、ハーパーの加入は中途半端なチーム状況を生んでしまう可能性もある。このタイミングでハーパー争奪戦に加わったジャイアンツの動きには、今後も大きな注目が集まりそうだ。