製鉄記念室蘭病院の市民セミナーで膵臓がんの現状理解

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 製鉄記念室蘭病院(前田征洋病院長)の「第47回市民公開がんセミナー」が6日、室蘭市知利別町の同病院がん診療センターで開かれ、市民らは膵臓(すいぞう)がんの治療方針の現状について理解を深めた。

 市民ら約70人が耳を傾ける中、東海林安人外科・消化器外科長が膵臓がんの特徴や症状、治療法などについて解説。「胃や背中の辺りが重い、何となくおなかの調子が悪い、食欲がないなど漫然とした症状が多い」と、早い段階では特徴的な症状がない点を挙げた。

 また、治療法は「第1選択は外科的切除」とし、膵頭部にがんがある時の「膵頭十二指腸切除術」、膵体尾部にがんがある場合の「尾側膵切除術」について説明。術後に「S―1」という経口の抗がん剤を服用する術後補助化学療法も取り入れている現状も示した。

 東海林科長は「膵臓がんは悪性度が高く、時には入院期間が長くなる」と話した上で、「気になる症状や病気について聞きたいことがあったら気軽に受診・相談を」と強調。市民らは真剣に耳を傾けていた。 (松岡秀宜)

【写真=市民が「膵臓がん」について理解を深めた「がんセミナー」】