今日は皆さんに、特別な場所をご案内しますーー。ここは、銃や爆発で負ったひどいけが、重いやけどなど、治療が難しい患者さんを中東全域から受け入れている病院。ヨルダンの首都アンマンにある国境なき医師団(MSF)の再建外科病院です。
イラク戦争の負傷者を治療するために2006年に建てられたこの病院は、開院以降、2008年のガザ紛争、2011年のアラブの春の勃発など各地で巻き起こる紛争で、負傷して複雑な再建外科を必要とする患者を中東全域から受け入れてきました。
大けがをして、人生を失ってしまった・・・そんな思いを抱く患者さんの、身体と心を治すため、病院は今も動き続けています。