彼はいつマンUにフィットする? ”復活屋”スールシャールが見るべきMFは

スールシャールとフレッジ photo/Getty Images

ジョゼ・モウリーニョの下で混乱したマンチェスター・ユナイテッドを驚くべきスピードで立て直したオーレ・グンナー・スールシャール。ここまでの仕事で印象的なのは、スールシャールが今季苦戦していた選手たちを次々と復活させていることだ。

ポール・ポグバ、マーカス・ラッシュフォード、ヴィクトル・リンデロフなど、今ではチームに欠かせぬ存在になった選手も多くいる。どこかスールシャールは選手復活のスペシャリストのように見えるが、もう1人クオリティを引き出してほしいと期待されている選手がいる。

昨夏シャフタール・ドネツクから加わったMFフレッジだ。フレッジは昨夏の補強の目玉だったが、まだプレミアリーグの環境に適応できていない。スールシャールも中盤はポグバ、アンデル・エレーラ、ネマニャ・マテイッチの3人を好んでおり、就任以降フレッジがリーグ戦で出場したのは2試合だけだ。

しかし、スールシャールはフレッジのことを見捨てたわけではない。英『Daily Mirror』は最近もスールシャールとフレッジが話し合いの場を持ったことを伝えており、どこかでチャンスが与えられるはずだ。スールシャールも以前フレッジの能力を評価するコメントを残している。

「我々はフレッジが優れた選手であることを理解しているし、イングランドのゲームに適応することを願うよ。なぜならクオリティに疑いはないのだから。ユナイテッドに加入するのはいつだって難しい。すぐに良いパフォーマンスが求められるし、彼はプレミアのゲームに慣れていない。ただ、彼はブラジル代表の選手だからね。これまでユナイテッドに加入した多くの選手が最初の数ヶ月苦労していた。私が一緒にプレイした中でもベストプレイヤーのディエゴ・フォルラン、ファン・セバスティアン・ヴェロンも苦戦していたけど、フィットした時は良いプレイをしていた。フレッジも心配しすぎることはない。彼はチャンスを得るだろう」

フレッジを戦力として計算できれば、現在起用されている中盤の3人と合わせてターンオーバーもしやすくなる。大きな期待を背負って加入しただけに、スールシャールの指導で本来のパフォーマンスを披露してくれることをサポーターも願っているはずだ。

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