【欧州】「選手が要求すべきではない…」UEFAがVARジェスチャーに注意喚起

重要なプレーを映像で確認するVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が多くの大会で導入されるようになった昨今。UEFA(欧州サッカー協会)は試合中に選手がVARを要求するようなジェスチャーをした際、今後はイエローカードを提示する考えを明かした。

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プレミアリーグやUEFA主催の大会はVARの導入を遅らせているものの、2月から始まるチャンピオンズリーグ決勝トーナメントやヨーロッパリーグの決勝戦、ネーションズリーグ決勝とEURO2020ではVARが使用される。昨夏にはロシアワールドカップで積極的に使われたことで話題となったが、UEFAはVARの判定に委ねるかは審判が決断することだと主張。UEFA審判団会長ロベルト・ロセッティ氏は、「選手たちがTVスクリーンの形を表す仕草をしたら、イエローカードを提示する必要がある。そしてもし、レフェリーを囲むようなことがあれば、懲戒処分を下さなければならない」とコメント。ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦コロンビア代表とイングランド代表の一戦でのハリー・マグワイアの言動を例に挙げて説明した。

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またロセッティ氏は、UEFAの大会ではVARの使用をなるべく控えめにしたいとも語っている。「我々は試合を3回も4回も中断し、サッカーの精神を壊すようなことはしたくない。VARを使う時は、明らかにそれが必要な時でなければならない。審判にとっては保険、つまりパラシュートでなければならないんだ」。

UEFA主催の大会でついにVARが導入される

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