【コパ・デル・レイ】メッシに代わり輝き放ったマウコム&自信を無くしたコウチーニョ…クラシコでバルサに起きた3つのこと

6日にコパ・デル・レイ準決勝1stレグのバルセロナとレアル・マドリードの一戦が行われ、カンプ・ノウで1-1のドローに終わった。2ndレグでは若干不利な立場となったバルサだが、”エル・クラシコ”というビッグマッチによってチーム内で様々な事が巻き起こった。

【コパ・デル・レイ】1stレグの”エル・クラシコ”は両者譲らずドロー!伏兵マウコムが貴重な同点弾を挙げる

1.不要説を一蹴したマウコムの活躍
リオネル・メッシやウスマンヌ・デンベレのケガにより、ブラジル代表FWマウコムに突如としてクラシコ先発出場というビッグチャンスが舞い降りた。ここ最近のプレーから獲得は失敗だとメディアで言われ続け、冬の移籍市場で放出の噂も飛び交っていたマウコム。レアル戦ではマウコムを起用するなら無理をしてでもメッシをスタメンにするべきとの声が挙がっていたが、エルネスト・バルベルデ監督はこのブラジル人ウィンガーに思いを託し、見事ゴールという形で応えて見せた。

ゴールを挙げて輝きを取り戻したマウコム

2.ピッチの半分をカバーしたピケ
ワールドクラスのアタッカーが揃うクラシコにおいてディフェンス面で評価を受けることは滅多にないが、今試合でのジェラール・ピケはその存在感を如何なく発揮していた。ボールを失えば世界中のバルササポーターから非難を浴びるピケだが、クラシコではゲームを常にコントロールし、アクセントを加えて狭いスペースからビルドアップ。GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンからのボールをピッチ全体に供給していき、最高水準のDFであることを証明した。

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3.自身を失いつつあるコウチーニョ
もしフィリッペ・コウチーニョがリバプールに留まり、ユルゲン・クロップ監督の下でプレーし続けていたら、今頃は世界最高の選手の一人になっていたかもしれない。2018年冬にバルセロナ移籍を選んだコウチーニョは、以前のクオリティを取り戻すまでまだ時間が必要だ。クラシコでスタメンに名を連ねたコウチーニョだったが、攻撃的なポジションの選手として決定的な場面を作れず。ピッチを見つめるシーンばかりが増え、自身を失いつつある。

コウチーニョが失った自信を取り戻せるか

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