トランスコスモスが「BPOセンター佐世保」を開所 長崎県内2ヵ所目の拠点に 

 業務受託業大手、トランスコスモス(東京)の県内2カ所目の拠点となる「BPOセンター佐世保」の開所式が7日、佐世保市松川町の現地であり、関係者が節目を祝った。2021年度までに400人を雇用する計画。3月にも本格的に業務を始める。
 企業から人事や総務、経理などの業務を受託する。国内では62カ所目の拠点。県内では15年に長崎市に「BPOセンター長崎」を開設している。
 戸尾市場近くにある6階建て施設の1階と3、4階部分に入る。延べ床面積は約1800平方メートル。従業員用の休憩室も設けた。個人情報を取り扱うため、顔認証システムなどを導入してセキュリティーを強化している。
 初年度は100人の雇用を目指す。担当者は「将来的には、センターを運営できる人材を育てたい」としている。
 開所式には行政や取引先企業などから約70人が出席。船津康次代表取締役会長兼CEOは「新しいセンターができ、少しでも地域活性化の手伝いができればうれしい」とあいさつ。中村法道知事は「業務が円滑に進むようしっかりサポートしたい」、朝長則男市長は「雇用の多様化が進み、市民にとって大きな喜びだ」とそれぞれ述べた。

完成した「BPOセンター佐世保」の業務スペース=佐世保市松川町

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