北海道は危険な寒さに 東・西日本は晴れるも気温大幅に下がる

北海道は危険な寒さに 東・西日本は晴れるも気温大幅に下がる

 きょう2月8日(金)は、北海道の石狩・後志は暴風雪に警戒が必要となる。北陸から北の日本海側の朝は広く雪で、太平洋側は晴れる見込み。日中は全国的に寒さが戻る見込みだ。

8日(金)午前9時と午後9時 上空1500メートル付近の寒気の予想

“さっぽろ雪まつり”期間中に北海道に強烈な寒気

 北海道付近は冬型の気圧配置が強まるため、石狩北部と後志北部、後志西部では、雪を伴った西風が強く吹き、海はしける見通し。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒したい。また石狩・空知・後志は船への着氷に注意が必要だ。
 また、札幌の上空約1500メートルには、統計開始以来最も低い気温を観測した1984年12月24日の-24.0℃と同じ程度の強い寒気が流れ込むため日中でも気温が低く、水道菅凍結などに注意が必要となる。札幌の最高気温の最も低い記録は、1876年からの統計で1937年12月27日に観測した-11.7℃となっている。
 札幌の大通り公園などでは“さっぽろ雪祭り”が行われているが、きょう8日(金)は北海道民でも構える寒さで、観光で行く際はしっかりと防寒し、安全に雪まつりを楽しみたい。

8日(金)朝と夜 全国天気の分布予想

東・西日本は寒さ戻る

 日本海側は朝は広く雪が降る一方、太平洋側は広く晴れる見込みだが、四国は夕方から曇るところが多くなる。日中の気温は全国的に最も寒い時期を下回るところが多くなりそうだ。7日(木)よりも気温が大きく下がるところが多く、暖かくして過ごしたい。

9日(土)午前11時の雨・雪予想

あす9日(土)3連休初日は関東で雪 23区でも積雪予想

 関東平野部は先週1月31日に各地で雪が降り、東京は今シーズン2度目の雪となったが、あす9日(土)は、再び雪の予想だ。関東甲信の広い範囲で雪や雨が降り、山地を中心に大雪のおそれがあり、平野部でも積雪となる所がある見込み。大雪による交通障害や路面の凍結、電線や樹木への着雪に注意が必要だ。東京は日中を中心に雪や雨が降り、東京23区を含め積雪となるところがある見通し。
 あす9日(土)は3連休初日だが、交通障害や路面の凍結に注意が必要となる。

8日(金)全国天気予報

8日の予想最高気温(前日差)

札幌 -11℃(-7℃)最も寒い時期を下回る
仙台 2℃(-15℃)最も寒い時期を下回る
新潟 1℃(-13℃)最も寒い時期を下回る
東京 8℃(-9℃)平年並み
名古屋 9℃(-6℃)平年並み
大阪 9℃(-4℃)平年並み
福岡 11℃(-3℃)平年並み
那覇 22℃(-3℃)3月中旬並み
(気象予報士・崎濱綾子)

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