「まんぷく」元塩軍団役・中尾明慶と毎熊克哉が再登場に驚き。恋の行方は?

NHK連続テレビ小説「まんぷく」(月~土曜午前8:00)で、ヒロイン・立花福子(安藤サクラ)のめい・香田吉乃(深川麻衣)に恋する元“塩軍団”メンバーの岡幸助役の中尾明慶、森本元役の毎熊克哉。約1カ月半ぶりの再登場に、中尾は「普通の連続ドラマだと1カ月も空いてまた戻ってくることはなかなかないので、すごく不思議な感覚ですね。(劇中では)8年経っているので成長もしていないといけないっていう初めての経験をさせていただいています」と意気込んでいる。

ドラマは福子と夫の萬平(長谷川博己)がさまざまな事業に挑戦し、失敗を乗り越えて即席ラーメンを開発し、世界の食文化に革命をもたらす姿を描くストーリー。岡と森本は萬平が経営していた製塩所の元従業員で、会社解散後は北浜食品に勤務し、吉乃に恋心を寄せるという役どころ。

塩軍団時代の岡は周囲ともめることも多い男だったが、中尾は「割とチャーミングに、かわいらしくなって再登場します。だいぶ大人になっているかなと思うのですが、昔の岡っぽさもないといけないので、そこは気を付けていきたい」と変化があったことを明かしつつ、「あれだけタカちゃん(岸井ゆきの)の魅力が分からないって言っていたのに、その妹を好きになるって(笑)。『女なんて』と硬派なタイプだったのが、『めっちゃかわいい、キラーン☆』というタイプに変化していた」とあまりの変わりように苦笑い。

当初は無愛想で周囲に水を差すこともあった森本役の毎熊も「8年も経っているので、もうまるっきり変わっていて『あーどうもどうも!』みたいなフレンドリーな森本という案も一瞬考えたんですけれど、もし自分が視聴者の立場だったらうれしいようで悲しい気がしたし、人間そこまで変わらないだろうなと。描かれていない8年を過ごして得たシティーボーイ感がいい具合に出せるといいんですけど」と成長した役をどう演じるか悩んだことを明かす。

そして、ドラマでは仲が悪かった岡と森本に友情が芽生え、吉乃をめぐって恋のライバルとなる新たな展開が描かれる。中尾は「『紳士協定』結んでって、そんな恋愛あります!? でも『ぬけがけすんなよ』って、岡と森本が目も合わせず約束したのかなと想像すると、なんだかあの2人らしいなと思えました。岡は、吉乃ちゃんのことがすっごくタイプなんじす。吉乃ちゃんは岡がもらうぞ!という意気込みで演じていますが、どうなるのか、3人の今後を楽しみに見ていただきたいですね」とアピール。

一方、毎熊は「どうなるでしょうね。『俺たちこれ、どうなるんだろう?』と中尾さんと話しているんです。『紳士協定』を結びつつも、『絶対こいつには負けない』というバチバチ感があった方が面白いだろうし、それなのに男として格好つけているというのが岡と森本らしいかなと話しています。岡、森本、吉乃ちゃんの3人で並んで撮影したところですが、なんだかどちらとも選ばれなさそうに見えました。岡も森本も吉乃ちゃんに振り回されて、2人とも振られて一緒に酒でも飲むのかなって雰囲気ですよね(笑)」と予想している。

最後に中尾は「いままではケンカばかりしていたので、視聴者の皆さんは『朝からうるさいなあ』と感じていらしゃったかもしれないですけど、あの暴れていた岡が恋をしたりして、また新しい一面が出てきます。より一層家族のシーンが増えて、家族ってなんだろう、家族っていいなと感動するシーンがたくさんあると思います。何回転んでも立ち上がる福ちゃんと萬平さんの2人に励まされると思うので、引き続き楽しみに見ていただけたら」と見どころを訴えている。

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