保険初適用の成人小腸移植、大阪

昨年10月、経過良好

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 大阪大の奥山宏臣教授(小児外科学)のチームは8日、成人では初の保険適用となる小腸の移植治療を昨年10月、小腸をほぼ失った東京都の30代男性に実施したと発表した。経過は良好で今年1月に退院した。

 チームは「男性は社会復帰が期待でき、治療費も自身で賄えるようになった。小腸移植の普及が進めば」としている。

 男性は炎症性腸疾患の手術で小腸の大半を失った。腸からの消化吸収が不十分になり点滴で栄養を取らざるを得なくなる短腸症と診断され、感染症や肝障害など合併症のリスクも生じていた。