【インタビュー掲載!】無良崇人さん、橋本誠也さん、川原星さんの新ユニットがデビュー!

【インタビュー掲載!】無良崇人さん、橋本誠也さん、川原星さんの新ユニットがデビュー!

無良崇人さん、橋本誠也さん、川原星さんの3人で結成された、スケーティングパフォーマンスユニット「チーム オレンジチアーズ」。そのデビューイベントが、2月3日に行われました。

会場となったのは、東京・六本木にある東京ミッドタウンのMIDTOWN ICE RINK in Roppongi(ミッドタウン アイスリンク イン ロッポンギ)。休日ということもあって家族連れの姿も多く、リンクサイドの観覧席はあっという間に満席に。…そして、いよいよチーム オレンジチアーズが登場! アイスショーでもおなじみの蒲田健さんを司会に、まずはトークショーが行われました。

昨年始動し、全国各地を巡っている「浅田真央サンクスツアー」にも参加している3人は、同ツアーの「スケートのすそ野を広げよう」というコンセプトに共感し、「自分たちでできることをしたい」という思いからチームを発足したとのこと。「カーニバル・オン・アイス2018」の引退セレモニーで町田樹さんが語った「スケートの“ブーム”を“文化”にしたい」という言葉を引用しつつ、「皆さん、まずはスケートリンクに遊びにきてください!」と呼びかけました。

次は、スケートのデモンストレーション・コーナー。まずは橋本さんが、イーグル、イナバウアー、クリムキンイーグルを実演。「誰でもできることではない。僕もできません」(無良)という超高難度の技・クリムキンイーグルに、観客の目がくぎ付けになります。

続く川原さんは、アップライトスピン、キャメルスピン、シットスピンの3種のスピンを披露。「流れているのは減点対象!」「今のはレベル2だね(笑)」と、先輩たちからの厳しくも温かい指導が飛ぶ中、最後は美しいコンビネーションスピンで会場を沸かせました。

そしてトリは、無良さんがジャンプを実演。スケート靴のつま先を使って飛ぶジャンプとエッジを使って跳ぶジャンプの違いを、丁寧に分かりやすく解説しました。最近靴を変えたばかりということでミスをした無良さんに、先ほどの仕返しとばかりに川原さんから「皆さん、成功を見たくないですか?」と檄が飛びます。ラストジャンプは、観客からリクエストでダブルアクセル。無良さんはさらに難度を上げたトリプルアクセルに挑戦し、見事に着氷! 至近距離で見る大迫力のジャンプに、大きな歓声が上がりました。

無良さんが赤、橋本さんが緑、川原さんが青という、それぞれのメンバーカラーのコサージュが付いた白いシャツに着替え、いよいよデビュー曲をお披露目! 曲は“幅広い年代の人が楽しめる”という理由で選んだという『クイーン・メドレー』で、振り付けは数々の名プログラムを生み出してきた宮本賢二さん。各々の個性が光るソロパートと、息の合ったスケーティングで魅せるコラボパートで構成され、見応えたっぷりです!

イベント終了後は、チーム オレンジチアーズが再びリンクに。ファンや子どもたちと交流し、スケートの楽しさを伝えました。

イベントを終えた無良さん、橋本さん、川原さんにお話を伺いました。

── デビュー曲を披露した感想をお願いします。お客様もすごく盛り上がっていましたね。

無良「映画『ボヘミアン・ラプソディ』もはやっていますし、クイーンの曲は幅広い年齢層の人に認知されています。今回は、スケートを初めて見るお客さまとの一体感も一つのテーマでしたので、この曲を選んで良かったです」

川原「(演技の中の)ダブルアクセルが危なかった…。よく失敗しなかったな、と(苦笑)。跳べてよかったです。(橋本さん、無良さんを見ながら)…あれ、失敗かな!?」

橋本&無良「まぁまぁ、かな(笑)」

── ユニットとして“3人で滑る”ことに、どんな意味があるとお考えでしょうか?

無良「僕は、3人というのはちょうどいいバランスだと思っています。(演技者が)10人を超えると目が散ってしまうというか、“このスケーターが”というよりも“全体”というイメージになる。チーム オレンジチアーズのメンバーは3人ともキャラクターが違うので、ユニットがいい。また見る人にとっても、これまで違う感じになるので面白いと思います」

── 無良さんはリーダー的な存在ですね。メンバーそれぞれの役割を教えてください。

無良「リーダーというか…(照笑)。誠也はプリンス(アイスワールドチーム)にいたので、グループで滑るということに関しては僕よりも知識を持っている。僕は1人で滑ることが多かったので、彼がいてくれて助かったことがいっぱいあります。星くんは3人の中で一番空気を読んで行動をしてくれる。ピリピリしている時も和ませてくれますし、演技に関してもバランスを取ってくれます」

川原「(小声で)…恥ずかしくなっちゃった(照)」

── チーム オレンジチアーズの今後のビジョンを教えてください。

無良「常設のリンクは全国各地にありますので、徐々に活動の場を広げていきたいです。今回デモンストレーションをやらせていただきましたが、技などを知った上でテレビで試合を見ると、全然違ったものに感じると思います。いろいろなところでやって、スケートをもっと身近に感じていただける機会を増やしていきたいです」

川原「やってみたいことは、いっぱいあるんですけど…(考え込んで沈黙)」

橋本「ホントにある!?(笑)」

川原「アレとか…」

無良&橋本「“アレ”とか、“コレ”とか?(笑)」

川原「やっぱり言えない(笑)。今回は、こちらからの提案しかできませんでした。お客さまがせっかく足を運んでくださっているので、次回のイベントではもっとやりとりがしたいです」

橋本「デモンストレーションをやって、自分的に手応えがありました。和やかに、楽しくできた。今後はスケート教室などもやってみたいです」

川原「イベントが終わってからお客さんと触れ合いができましたが、今日は初回で少ししかできなかったので…」

橋本「スケートを盛り上げるためには、スケートの楽しさを伝えていかなければいけない、と思っています。来てくださった皆さんと、近い距離でスケートの楽しさを教えられる時間がもっとできたらいいな」

取材の最後に、チーム オレンジチアーズのデビューと、無良さんの少し早いバースデー(2月11日)を祝して、サプライズで編集部からお花をプレゼント。橋本さん&川原さんがすかさず無良さんへ「おめでとう!」と声をかけると、無良さんも笑顔で応えます。自然なやりとりとほんわかとしたムードから、3人のチームワークの良さがうかがえました。

これからさまざまな活動を予定しているというチームオレンジチアーズ。今後の活動に注目していきましょう!

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