あす9日からの三連休は全国的に厳しい寒さとなり、日本海側だけでなく、太平洋側でも雪や冷たい雨となる。東京都心でも初日と最終日(11日・建国記念の日)に雪が予想され、特に初日は積雪となる見込み。
雪の降る時間が長いため、景色が真っ白に変わるほどの積雪となるおそれもある。交通機関の乱れが予想されるため、十分注意が必要だ。
連休初日は雪や雨の所が多い 東京都心でも積雪に
南岸低気圧の影響で、9日(土)は太平洋側でも雪やみぞれとなりそうだ。特に関東では降る時間が朝から夜にかけてと長く、24時間予想降雪量は東京23区でも5~10センチ。市街地でも数センチの雪が積もることが予想される。
気温は日中でも0℃くらいと低いため、降雪がすべて積雪となる可能性もあり、その場合は10センチくらいの積雪となるおそれもある。
連休初日でお出かけを予定されている方は、交通機関が大きく乱れることが考えられるため、交通障害や路面状況の悪化、電線や樹木への着雪などに注意が必要となる。
そのほかの地域も晴れる所は少なく、西日本は午前中、北日本は午後にかけて雪の降る所がありそうだ。
連休2日目 太平洋側は午前中ほど日差しあり
10日(日)は山陰以北の日本海側では雪や雨となるが、太平洋側では午前中を中心に晴れる所が多くなる。
ただ、天気の移り変わりは早く、午後は太平洋側でも雲が広がってくる見通し。日付が変わる頃には、雪や雨の降り出す所がありそうだ。
連休最終日は再び広く雨や雪
連休最終日となる11日(日・建国記念の日)は、日本海と東日本の南海上にそれぞれ低気圧が発生する。この影響で、再び雨や雪になる所が多くなりそうだ。
東京都心は連休初日に続き、最終日も雪になる可能性があり、今後の情報に注意が必要となる。
また、この連休中は全国的に気温が低く、最高気温が10℃に届かない所が多くなる見通し。極寒の三連休となるため、万全な寒さ対策が必要だ。
(気象予報士・多胡安那)