インテルに“スペシャル・ワン”が帰ってくる!? マロッタCEOと会談

現在フリーとなっているモウリーニョ氏 photo/Getty Images

現在フリーとなっているジョゼ・モウリーニョ氏が来季、古巣であるインテルに帰還する可能性が浮上した。

2008年夏から2シーズンに渡ってインテルの指揮を執ったモウリーニョ氏。就任初年度となる2008-09シーズンから見事リーグ優勝を成し遂げると、翌2009-10シーズンにはインテルを45年ぶりの欧州制覇へ導いたほか、セリエAとコッパ・イタリアも制し、主要タイトルの3冠を達成した。その後、モウリーニョ氏はレアル・マドリードや2度目のチェルシーを率い、2016年夏にマンチェスター・ユナイテッドの指揮官に就任。1年目はヨーロッパリーグやELF杯の優勝を成し遂げ、2年目はプレミアリーグで2位につけ、結果を残してきた。しかし、同指揮官にとって鬼門となる3年目の今季は、選手らとの確執が浮き彫りとなり思うような成績を残せず、12月に指揮官を解任されていた。

そして、今注目が集まっているのがそんなモウリーニョ氏が指揮する次なるクラブだ。「スペシャル・ワン」と呼ばれる名将は、古巣レアル・マドリードへの復帰なども噂されているが、同氏の招聘へ向けてリードしているのはもう一つの古巣インテルなのかもしれない。伊『TELELOMBARDIA』の記者ダビデ・ルッソ・デ・チェラメ氏によると、現在モウリーニョ氏はミラノを訪れており、7日にインテルのCEOを務めるジュゼッペ・マロッタ氏と会食を行なったとのこと。その際、インテル復帰の件についての話し合いも行われたようだ。

インテルは現在、セリエAで3位(12勝4分6敗)につけているものの、首位ユヴェントスとの勝ち点差は早くも「20」、2位ナポリとも同「9」と大きな差が開いている。さらに、今年に入ってから未だリーグ戦で白星なし(1分2敗)ということもあり、ルチアーノ・スパレッティ監督の周囲が騒がしくなってきている。モウリーニョ氏のインテル復帰はあるのだろうか。

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