堂安律がメンバー入り FIFAが選ぶアジア杯で『ブレイクした若手スター』

日本の将来を担うと期待される堂安律 photo/Getty Images

カタール代表の初優勝で幕を閉じた2019年のAFCアジアカップ。約1ヶ月間に渡りUAEで激闘が繰り広げられたが、同大会で『ブレイクした若手スター』を、国際サッカー連盟(FIFA)が5名取り上げている。その中に、日本代表を牽引したMF堂安律が見事選ばれている。

グループリーグ初戦のトルクメニスタン戦から苦戦が続くも、日本は粘り強い戦いでグループFを首位通過し、ラウンド16でサウジアラビアを、準々決勝ではベトナムを1-0で撃破した。ここまで全て1点差の接戦が続いたが、優勝候補最右翼とされるイランとの準決勝では、日本の底時からを見せて3-0で快勝。2大会ぶりの王座奪還へ向けて見事決勝へコマを進めたが、その決勝でカタール代表に1-3で敗れ、惜しくも準優勝となった。

今回のアジアカップは、堂安にとってA代表での初の公式戦だ。しかし、そんな不安を微塵も感じさせず、グループリーグ最終節のウズベキスタン戦を除く計6試合にスタメン出場し、トルクメニスタン戦とベトナム戦では決勝ゴールを決めた。アジアカップで『ブレイクした若手スター』に選んだFIFAは、堂安を「切れ味抜群の堂安は今後長きにわたり、日本のスターとして扱われるだろう。今回のUAE大会では、約束された才能が開花し始めていることを証明してみせた。かつてアジア年間最優秀若手選手賞にも選ばれたこの選手は、この大会で3番目に多い11回のチャンスクリエイトを記録。まだ20歳だが、磨き上げたスキルで2つの決勝ゴールも決めている」と評価している。

そのほかには、得点王にも輝いたカタール代表FWアルモエズ・アリ(22)、オーストラリア代表FWクリス・イコノミディス(23)、ウズベキスタン代表MFエルドール・ショムロドフ(23)、韓国代表DFキム・ミンジェ(22)が、『ブレイクした若手スター』に名を連ねている。

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