経営統合で十八銀 手数料を引き下げ 4月、振り込みやATM

 十八銀行(長崎市)は8日、振込手数料と現金自動預払機(ATM)利用手数料を4月1日から一部引き下げると発表した。ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)との経営統合に伴う措置で、FFG傘下3行との間の振り込みが対象となる。
 振込手数料は、現在は他行扱いとなっているFFG傘下の親和銀行(佐世保市)、福岡銀行(福岡市)、熊本銀行(熊本市)について、十八銀本支店と同じ扱いにする。例えば、十八銀の窓口で3万円以上を親和銀の口座に振り込む場合、現在の手数料は864円だが、統合後は540円となり、324円の負担軽減となる。
 ATM振り込みの時間外利用手数料は、FFGの運用に合わせて無料化する。現在は平日午前8時45分~午後6時以外(朝、夜、土日祝日)に108円かかる。ただ、振込手数料はこれとは別に必要。ATMから引き出す際の時間外利用手数料は108円のまま変わらない。
 ATM引き出し手数料の相互無料化(平日午前8時45分~午後6時)は親和、福岡と既に実施済みだが、熊本も対象となる。

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