「冤罪犠牲者の会」設立へ 桜井さんら40人 証拠の全面開示要望

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「冤罪犠牲者の会」を3月に結成することを発表する桜井昌司さん=東京・霞ケ関の司法記者クラブ

1967年に利根町布川で男性が殺害された「布川事件」で再審無罪となった桜井昌司さん(72)らが8日、東京・霞ケ関の司法記者クラブで会見し、冤罪(えんざい)被害者やその家族ら約40人で「冤罪犠牲者の会(仮称)」を結成すると発表した。捜査機関が持つ証拠の全面開示などを目指す。3月に都内で結成総会を開き、活動を本格化させる。

同会には、足利事件で再審無罪になった菅家利和さん(72)や大阪市の小6女児焼死事件で再審無罪となった青木恵子さん(55)らが参加を表明。青木さんら3人が共同代表に就く。

同会は、警察や検察による証拠隠しを防ぐため、証拠を全面開示させるための制度改正や、冤罪捜査に関わった警察官や検察官らの責任を問い処罰できる法整備などを目指し、国会議員らに働き掛けていくとしている。

桜井さんは「警察や検察、司法は冤罪が明らかになっても、誰も責任を取らない。悪いことをしたら責任を取ってほしい」と訴えた。 (高岡健作)