ジャイアンツ・ザイディ野球部門社長「ハーパーと互いに関心」

ジャイアンツのファーハン・ザイディ野球部門社長は、自軍がフリーエージェントのブライス・ハーパーに対して関心を示していることを隠す様子はない。ジャイアンツは、ハーパーの地元であるラスベガスでハーパー側との面会を行ったことが報じられているが、「我々の(ラリー・ベアー)CEOが出席したのだから、(ハーパーへの関心を)否定するのは難しいよね」とハーパー獲得に動いていることを認めている。さらに「間違いなく双方が互いに関心を持っている」と語り、ハーパー側もジャイアンツとの契約に関心を示していることをうかがわせた。

ザイディは「我々は(ハーパー側と)数時間にわたる良い話し合いを行うことができた」と面会における手応えを語った一方、「彼にはフィットするチームがたくさんあるし、たくさんのチームが関心を示している」と語り、ハーパー獲得に関して慎重な姿勢を崩さなかった。「彼には(移籍先を決めるまでに)決断しなければならないことがいくつかあるし、今のところ、我々の関心のレベルは、彼の地元を訪れて彼に会うくらいと言っておくのがフェアなのかな」とザイディ。わざわざラスベガスを訪れたことを考えると、ジャイアンツはハーパー獲得を本気で検討しているのだろう。

ザイディはジャイアンツがハーパー側に対して正式なオファーを行ったかどうかについては明らかにしていない。しかし、ハーパー獲得に向けて動き始めたことは、自軍の選手たちを興奮させ始めているようだ。先発右腕のジェフ・サマージャは「ブライス・ハーパーを獲得する以上にチームをより良くする方法はないよ。僕はハーパー獲得に大賛成さ」とコメント。自軍がハーパー獲得を狙っているとの報道に興奮した様子で話していた。

「移籍する選手は、スプリング・トレーニング開始の日に新しいチームで新しいチームメイトと一緒にいたいはず。でも、最近はスプリング・トレーニング開始までに契約を決めない選手もいる」とザイディ。もしハーパーがスプリング・トレーニング開始までに移籍先を決めるとすれば、決断の日は間もなくやってくる。

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