東京都心の大雪のおそれなくなる あす朝の路面凍結には注意 千葉・つくばで積雪2センチ、東京23区東部の多い所で約1センチ

 きょう9日(土)は、東京では大雪のおそれがなくなり、大雪注意報が解除された。ただ、あす10日(日)朝は気温が低く、路面凍結のおそれがある。

港区赤坂、9日午前6時半頃(撮影=気象予報士・多胡安那)

 関東では、関東の沖に発生する低気圧の影響で、雪の量が多くなるものとみられたが、予想より低気圧が発達しながったことや少し陸を離れて進んだため、しっかりと積雪したところは、茨城や千葉が中心となった。つくばや千葉で2センチ、東京23区東部の多いところでは約1センチの積雪を観測した。

路面の凍結に注意

千葉県印西市、9日午前11時頃(撮影=気象予報士・高橋和也)

 今後は、にわか雪があるものの、東京などでの大雪のおそれは小さい見込みだ。
 ただ、茨城や千葉を中心に午後も雪雲がかかるおそれがあり、夕方にかけて大雪や路面の凍結に注意が必要となる。
 あす朝の予想最低気温は東京で1℃、宇都宮でー4℃と冷えるため、積雪とならなかったところでも濡れた路面の凍結に注意が必要だ。

(気象予報士・長谷部愛)

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