インディアンス・リンドーア ふくらはぎ痛で7~9週間離脱へ

今季もア・リーグ中部地区の優勝筆頭候補に挙げられているインディアンス。とくに近年急成長を遂げているホゼ・ラミレスとフランシスコ・リンドーアによる三遊間は、チームの名物の1つとなっている。しかし、スプリング・トレーニング開始まで1週間ほどとなったこのタイミングでアクシデントが発生。スプリング・トレーニングに向けての準備中にリンドーアが右ふくらはぎを痛めてしまったのだ。戦列復帰には7~9週間を要すると見られており、リンドーアが開幕戦に間に合うかどうかは微妙なところだ。

リンドーアは先週末に右ふくらはぎを痛め、現地時間月曜日にインディアンスのヘッド・アスレチック・トレーナーであるジェームス・クインランに右ふくらはぎの違和感について伝達。同水曜日にはクリーブランドの病院で診察を受け、適度な痛みがあることが確認された。リンドーアはすでにリハビリのプロセスを開始しており、スプリング・トレーニングの期間中には毎日チームによる診察を受ける予定だという。戦列復帰までに要する時間は7~9週間と見られており、これはリンドーアが日本時間3月28日~4月11日の間に戦列復帰することを意味する。インディアンスは日本時間3月29日にツインズとの開幕戦を迎えるが、回復がスムーズならば開幕戦に出場することも可能だろう。

万が一、リンドーアが開幕戦に間に合わなかった場合、昨年11月にパイレーツからトレードで獲得したマックス・モロフ、球団6位の有望株であるユー・チャン、27歳のエリック・スタメッツ、招待選手のライアン・フラハティあたりが代役候補となる。モロフは昨季パイレーツで26試合に出場して打率.186、OPS.640と打力に不安を抱えており、チャンはAAA級で打率.256、13本塁打とイマイチ。スタメッツもAAA級での78試合で打率.202に終わっており、スプリング・トレーニングでのパフォーマンス次第ではあるものの、メジャー通算533試合の実績を誇るフラハティが最有力候補となるかもしれない。

とはいえ、まずはリンドーアがスムーズに回復し、開幕戦に万全の状態で出場できることを祈りたい。回復が遅れるようであれば、地区王者・インディアンスの戦いにも小さくない影響を与えることになるだろう。

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