ジャイアンツ・バムガーナーはオープナー戦法に否定的

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ジャイアンツのエース左腕、マディソン・バムガーナーは流行の兆しを見せつつある「オープナー戦法」について、自身の見解を明らかにした。日本時間2月11日、ファンフェスタの質問コーナーにおいて、ブルース・ボウチー監督はウィンター・ミーティングの期間中にバムガーナーからテキストメッセージが届いたことを明らかにし、そこには「もしオープナーを使うのであれば、僕は球場から出ていかなくてはならないね」と書かれていたという。伝統的な先発投手として活躍してきたバムガーナーは、「オープナー戦法」について否定的な意見を持っているようだ。

「オープナー戦法」とは、昨季レイズやアスレチックスが本格採用した投手起用法の1つであり、リリーフ投手を先発させて1~2イニングを投げさせたあと、本来の先発投手または別のリリーフ投手を登板させるという起用法である。先発投手が相手チームの上位打線と対戦する機会を減らすことで好投を引き出したり、先発投手不足の状況をリリーフ投手で補ったり、といったメリットがあると考えられている。

ジャイアンツのファーハン・ザイディ野球部門社長は、バムガーナー以外の顔ぶれに不安を抱える先発ローテーションの改善策として「オープナー戦法」の採用を昨年12月に示唆していた。今オフ、デレク・ホランドとドリュー・ポメランツの両左腕を獲得して先発投手の層に厚みを加えているものの、依然として「オープナー戦法」を採用する構想を持っているようだ。

「私の基本的な考え方は、勝つためのチャンスを最大化することが最優先だ。ホランドとポメランツはあらゆる起用法に対応できる投手である。先発して6イニングを投げることもできるし、試合の最終2イニングを抑えることもできるし、試合中盤を任せることもできる」とザイディ。ひょっとすると、ホランドとポメランツをチームに迎え入れたのは、「オープナー戦法」の本格採用を想定したうえでの動きだったのかもしれない。

ザイディは「たとえば相手チームの上位打線に左打者が多く、我々が右腕を先発させようとしている場合、左腕を(オープナーとして)先発させることで右腕の負担を減らすことができる。相手チームが嫌がることをして、勝つチャンスを最大化するのが我々の目指すべきところなんだよ」と「オープナー戦法」の採用に前向きだ。ただし、バムガーナーが登板する試合で「オープナー戦法」が採用される可能性はほとんどないと見られる。ボウチーは「(バムガーナーがオープナーのあとに2番手として登板する可能性よりも)代打として出てくる可能性のほうが高いだろうね」と語っている。