寒冬・暖冬・並みの冬

2月8~9日に今冬一番の寒気が南下し、札幌で最高気温でも氷点下10度以下、北海道内陸部では最低気温は氷点下30度以下となりました。この寒気は北海道の東海上に去り、大雪目安の上空約5500メートルで氷点下36度以下の寒気も東北地方までしか南下しませんでした。
今冬は、北日本は寒冬、西日本は暖冬、東日本は寒暖差が大きいものの平均すると平年並みの気温という傾向でしたが、今冬一番の寒気南下したあとも、この傾向が続く見込みです。
今冬は、「エルニーニョ現象発生で暖冬」と言われていますが、暖冬は西日本だけの現象で、その他の地方は、平年並みか平年より寒い冬になりそうです。

気象予報士・饒村 曜

画像について:地上天気図と気象衛星画像と上空約5500メートルの気温

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