「人と違うことは特性になりえる」 発達障害の就労支援で専門家

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発達障害がある学生の就労支援について考えたセミナー(亀岡市余部町・ガレリアかめおか)

 発達障害のある学生の就職支援を考えるセミナーが9日、京都府亀岡市余部町のガレリアかめおかであった。福祉事業所や当事者約80人がが、企業のインターンシップ制度を活用すると、就労への理解や受け入れが進みやすい事例を学んだ。

 なんたん障害者就業・生活支援センター(亀岡市)が主催。医師で京都教育大発達障害学科の小谷裕実教授が、診療、学生や企業への調査をもとに講演した。

 小谷教授は、学生が自身の職業適性などを把握できていない状態で面接を通過し、企業に採用後、ミスマッチなどの問題から休職してしまうケースが多いと説明。「就労体験があると、学生も企業も適正を見極めることができる。人と違うことは環境が合えば、障害ではなく特性になりえる」と強調した。

 企業は認識や情報の不足から障害に対して不安を抱いているといい、学生が就労支援機関と早期に連携し、サポートを得る必要性も説いた。