【平成の長崎】皇太子さま 長崎県選手団を激励 がんばらんば大会 開会式出席へ 平成26(2014)年

 皇太子さまは11月1日に開幕する長崎がんばらんば大会の開会式出席のため31日、本県入り。諫早市内のホテルで開かれた本県選手団の激励会に出席し、「ご健闘をお祈りしています」と声を掛けられた。皇太子さまの来県は、2009年10月の全国育樹祭以来5年ぶり。
 バレーボール知的障害者の部に出場する尾﨑和美さん(16)=県立鶴南特別支援学校高等部1年=は激励会で「バレーボールの面白みは」と質問され、「みんなで一致団結できることです」と答えた。激励会後の記者会見で宮内庁の木村哲也行啓主務官は、「選手の皆さんの熱意を感じました。多くの県民の方々に温かく迎えていただき感謝します」との、皇太子さまの感想を発表した。
 これに先立ち、訪問先の大村市内の児童福祉施設「光と緑の園」では園児たちが歌とがんばらんば体操を披露。皇太子さまは「上手でしたね」とねぎらった。
 沿道や視察先ではこの日、4420人(県警調べ)の県民が歓迎した。
 1日は開会式に出席後、東彼波佐見町の県窯業技術センターを視察する。
(平成26年11月1日付長崎新聞より)
   ◇   ◇   ◇
【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

長崎県選手団に声を掛けられる皇太子さま=諫早市、諫早観光ホテル道具屋

© 株式会社長崎新聞社