【平成の長崎】長崎がんばらんば大会 選手宣誓 立川、田井両選手 友情深め成果発揮 平成26(2014)年

 選手宣誓を務めたのは、車いすバスケットボールの立川光樹(22)=長崎大=、陸上聴覚女子100メートル、走り幅跳びの田井小百合(35)=佐世保市=両選手。呼吸を合わせて「全国の仲間たちとの友情を深め、練習の成果を十分に発揮する」と高らかに宣誓した。
 立川選手はU-23日本代表の実力者。宣誓の依頼があったときは「試合より緊張するな」と身構えたが、覚悟を決めて練習を重ねてきた。田井選手も筑波大時代、関東学生対抗選手権(インカレ)110メートル障害で優勝した実績を誇る。今回は「長崎や全国の代表としての思いを込めたい」と誓って声を張り上げた。
 大役を終えると、2人の表情にようやく笑みが戻った。立川選手は「この流れに乗って優勝を目指す」、田井選手は「障害があっても夢や目標に向かって頑張っているところを見せたい」。そろって地元の大舞台で輝くための準備は整った。
(平成26年11月2日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

力強く宣誓する(右から)田井選手、立川選手=県立総合運動公園陸上競技場

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