鷹・柳田にファン大喝采 ロングティーでバックスクリーン弾“成功”「入るまで帰らん」

バックスクリーン弾を放ち、両手を掲げてガッツポーズするソフトバンク・柳田悠岐【写真:福谷佑介】

20分近くバットを振り続け、歓喜のガッツポーズ

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が、キャンプ地に集まった大観衆を沸かせた。宮崎キャンプ第3クール2日目の10日、全体練習終了後に行ったロングティー打撃。最初は右翼方向に打っていた柳田だったが、それが終わると、そのままバッターボックスへ。ロングティー打撃で122メートル先のセンターバックスクリーンへと打ち込む“離れ業”に挑戦した。

 何度も柳田の声にならない大声がスタジアムに響く。なかなかフェンスを越えていかない打球。バックスクリーン右に飛び込んだ打球は“成功”とは認定されずに再挑戦に。その後、何度もボールがフェンスに当たり、その度に天を仰いで悔しがった。

 ファンからは「頑張れ!」といった声援が飛ぶ。そしてついにその瞬間が。持ち前のフルスイングで跳ね返した打球が、フェンスを越えていくと、柳田は両手を掲げてガッツポーズ。スタンドのファンも大拍手で柳田の奮闘を称えていた。

 20分近い“挑戦”に見事に成功した柳田は「諦めないでしょ。入るまで帰らんって決めてました」と語り、帰りのバスへと乗り込んだ。後方で見ていた真砂は「あんなんあの人にしか出来ないですよ……」と驚愕した。3連休で大勢のファンが集まったソフトバンクのキャンプ地。スタンドは大盛り上がりで、最高のファンサービスになったことだろう。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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