水戸、納豆首位ならず 18年購入額全国2位

11年ぶり6000円突破

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2018年の1世帯(2人以上)当たりの納豆購入額が水戸市は全国2位の6352円となり、11年ぶりに6千円を超えたことが明らかになった。市が8日、総務省家計調査の結果を発表した。前年の3位から順位を一つ上げたものの、市や県納豆商工業協同組合が目指していた首位奪還はかなわなかった。

市観光課によると、水戸市の納豆購入額は前年比839円増と大きく伸びた。全国平均も同283円増の4232円だった。首位は昨年2位だった盛岡市で、同1093円増の6631円。続く3位の福島市、4位の前橋市も、ともに6千円を上回った。

水戸市は16年に全国1位となったが、17年は3位に転落していた。同組合は「家庭での納豆料理普及が消費拡大の鍵」と見据え、市や水戸商工会議所などと連携し「食べ方コンテスト」の開催や「料理レシピ集」の配布などを進めていた。

同組合の高野正巳理事長は「首位を目指し、さまざまな取り組みを行ってきたが、奪還には至らず残念」と肩を落とす。ただ、購入額が大きく伸びたことについては「素直にうれしい」と喜びを隠さず、原因について「健康志向が続いているほか、昨年は各メーカーが値上げに踏み切ったことや、野菜の高値も影響したのでは」と分析した。

今後は、同組合、市、水戸商工会議所で消費拡大へ向けた協議を行っていく予定という。高橋靖市長は「市の特産品であり、重要なブランドの納豆を活用した取り組みを粘り強く推進していく」とコメントした。 (前島智仁)