バルセロナの左サイドバックにはジョルディ・アルバが君臨しており、アルバの攻撃参加はバルセロナにとって大きなオプションになっている。しかし今のチームにはアルバの代役を務められる選手が不足しており、アルバが不在となれば左サイドの攻撃力は大きく落ちてしまう。
スペイン『Mundo Deportivo』によると、バルセロナも問題解消へ左サイドバック探しをスタートさせている。リストアップしているのは3人の実力者だ。1人はアトレティコ・マドリードのベテランDFフィリペ・ルイスだ。フィリペ・ルイスは先日アトレティコでの引退を望んでいることを明かしていたが、短期的なオプションとして33歳のフィリペ・ルイスも候補に入っているようだ。
残る2人はどちらも若き実力者だ。1人はレアル・ベティスでブレイクするジュニオール・フィルポ、もう1人はリヨンDFフェルランド・メンディだ。今季のバルセロナ戦では得点も記録した超攻撃型サイドバックのフィルポは22歳、リヨンで存在感を発揮しているメンディは23歳と若い。
リヨンといえばバルセロナが今季のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で対決する相手で、メンディはこのゲームが自身の知名度を高めるものになると意気込んでいる。バルセロナにとってもメンディを直接チェックする機会となるだろう。
とはいえ2人とも安価で獲得できる選手ではない。フィルポにはレアル・マドリードも興味を示しており、争奪戦は避けられない。アルバのバックアッパーとの立ち位置に満足するかも微妙なところだ。アルバは2020年までとなっているバルセロナとの契約を延長すると見られているが、バルセロナは左サイドバックに誰を加えるのか。現状はアルバの負担が大きくなっており、後継者候補の獲得を含め今季終了後に動きがあるかもしれない。